私の楽しみ

昭和33年、23才のときに家畜人工授精師の免許を取得し開業した。福井市を中心に半径50km内の農家の乳牛・和牛、時には豚の人工授精業務で砂利道の県道などを単車で駆け巡った。1日平均2頭ほどの授精業務があり、遠くは美山・三国・鯖江地区など山間の農家にも出向いた。由に多くの農家の先輩と出会い、色々な教えを受け、学んだ事に心から感謝している。先日、60年ほど前に和牛の人工授精で世話になった農家の集落に行く機会があった。当時の牛舎は車庫になっていたが、外観は60年前当時のままであった。その時に懐かしさと大きな感動を覚えた。また周辺の山野の景観に心うばわれ感動した。

数年前に小学生の頃の同級会が開かれ、何十年ぶりに滋賀県よりN君が出席された。ズック姿の軽装である。帰りに子供の頃行った事のある足羽山、朝倉氏遺跡を訪ねたいと言う。翌日、N君を車で朝倉氏遺跡まで送った。後日、礼状がきた。足羽山の継体天皇像が70年前当時と変わらず立っていたので感動したと記してあった。そんな事を若い人達に話したら「懐古趣味だ」と一蹴されてしまった。しかし、数年前に地元小学校の卒業式に出席する機会があった。校長先生が卒業生に「贈ることば」の最後の「感性をみがき、感動する心をやしなって下さい」との言葉が今も私の心に宿っている。また、過日の新聞のコラム欄に思い出の場所を訪ねたり、思い出にふける事は「脳の活性化」になると云う文を読んだ。

私にはまだまだ訪ねたい所が一杯ある。楽しみだ。


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