基本的な名号のつけ方は、3つに区分されます。最初は冠名と云って、人間では名字です。(人間は父系の名字ですが、乳牛は母系です) 次は2番目に父系からの1句をつけます。3番目に母系からの1句をつけます。乳牛は血統(父親の先祖・母親の先祖)を大切にします。乳牛の改良は種牡牛によって改良されます。すなわち牝牛は牡牛を選んで改良されます。
次にホルスタイン専用の月刊誌の2月号に掲載された、私の牧場の愛牛の冠名についての記事です。
1. 冠名の由来やエピソード 2. 冠名第1号牛 3. 代表牛
『マンデール』 MANDALE FARM
名津井 萬牧場 (福井県福井市地蔵町)
1. カナダにあった「ローマンデール牧場」は私の憧れの牧場です。この冠名から「ロー」を外して「マンデール」としました。私の名前は萬と書いてヨロズと読みますがマンでも通じます。元々は無登録牛の“救済”のために冠名を付けたのです。
2. 1983年頃かと思いますが、無登録牛1頭を廃業された農家から購入しました。その牛の先代は米国からの輸入牛でした。その牛にマンデール・エッチ・ブラックと付け、冠名第1号牛としました。エッチは廃業された農家の頭文字、ブラックは黒勝ちの牛だったからです。この牛の2代後、2代本登録牛MD・スターライト・エッチ・エー (89.12.30生、父セヤファーム・スターライト・ロックマン)が82点を頂きました。私の中では特別思い入れがあり、好きな牛でした。
3. 無登録牛救済の「マンデール系」、千葉県から導入した「ジョハナ」、北海道から導入した「ヒンペル」、当場では捨てがたい系統です。全共には70年の豊橋から05年の栃木まで7回出場しています。ホワイト2頭、ジョハナ2頭、ヒンペル2頭、マンデール1頭です。05年の栃木全共にはヒンペル・レイザー・マンフレッド(父レイザー)を出品、2等賞でした。この牛の母、ヒンペル・アレックス・ベルは現在8頭を分娩しており、3産で挑んだ06年の福井県共では4才以上で優等賞1席となりました。さらに曽祖母のヒンペル・マット・エースは90年の熊本全共に出場しています。