私は稲作と酪農と農産物直売の三本柱の経営をしている。
年中、冬は6時、夏は5時に起床し、30頭ほどの乳牛の搾乳と管理作業をする。約2時間強、万歩計を見ると朝だけで約3000歩、少し意識的に乳牛の観察などして巡ると4000歩ほどになる。その後、稲作作業や直売所に出向いたりすると、夕方には一万歩になっている。時には2万歩の時もある。
また乳牛の搾乳作業では、乳房をタオルで拭いたり、ミルカーの装着、取りはずし、消毒などで1頭当り5回ほど屈伸する。朝の搾乳作業で百数十回の屈伸作業をする。冬の寒い朝でも、乳牛の体温は38.5度ほどもあり、少し汗ばみ、夏だと流れる汗である。
先日、テレビを見ていたら、あるミカン農家は、畑に地下足袋の跡が多ければ多いほど「甘くておいしい」ミカンが収穫できると言っていた。私の先輩で米作りの名人は、足繁げく田を見まわり、生育のおくれている稲株には少しの肥料を施したり、管理と手間ヒマをかけると言う。また、「草を見ずして草を取る」と言う言葉も教えられた。
米作りも、牛造りも、良い乳しぼりも「労をいとわず」歩き続け、良く観察する事だ。そして「良く汗を流し、良く喰べ、良く牛乳を飲む事」だ。
今月(4月)初め、1泊2日の人間ドックで精密検査を受けた。異常ナシで、骨密度は20才台の平均の上位に位置する。私は今、78才。私にとっては稲作と酪農と農産物直売のサイクルは合っているようだ。