先日、テレビで世界各国の外人が、日本の歌を唄い、歌唱力を競っていた。話す時はタドタドしい日本語だが、リズムに乗っての日本語の歌詞と歌唱力は見事である。歌は世界の共通語だと思った。それはリズムである。
また、秋の収穫が終った先日、先祖の恩に報いる年一度の報恩講を執り行った。菩提寺の住職様と役僧様の息が合ったリズムに乗っての朗々とした読経は気持が良い。私も子供の頃に習ったお経を称えた。
お経のリズムに乗ると、次々と経文が称えられる。「リズム」の大切さを痛感した。
私の農業経営にもリズムがある。大きくは一年の四季に合せて、稲作、酪農、直売所の3つを継ぎ、かみ合せる事だ。また小さくは、毎朝6時に起床しタクトは振られる。夜にいくら歌い飲みつぶれてもタクトは振られる。
しかし時には思わぬリズムが狂う時もある。そんな時は慌てずに、悠々と急ぎながらリズムを取り戻す事だ。
人生はすべてリズムだと思っている。