平成22年3月21日に県の主催する「ふくいの食育・地産地消コーディネーター育成講座」を修了した。受講の目的として、私の牧場は中央酪農会議より「酪農教育ファーム」の認証を受けていて、小学生・保育園・幼稚園の児童を年間500人前後受け入れて、乳牛の搾乳とエサやり体験をしてもらっている。その時に牛についての話と、必ず牛乳と健康についての話をしている。その時に自信を持って「食と健康」の事を話したいと思っていたからである。
また昨年(26年)に県当局より「ふくい食育リーダー認定講習会」の案内があり現在(27年3月)も受講中である。受講中、日本食の素晴らしさと合わせて牛乳、卵、肉など摂取の大切さを学んだ。健康は「食のバランス」だと自信を持って「食と健康」を伝えたいと思って勉強中である。私の健康の持論は米を中心とした日本食と西欧の食文化の肉・卵・そして私の生産する牛乳だと思っている。それらを「バランス」よく摂取する事と思っている。食べたら次は出すことだ。「汗」を出す事だ。それは「働く」が第一である。働けば快適な食事が出来る。
私は60年間、米作りをしながら乳牛とともに生きて来た。乳牛に自分で授精し分娩の時は助産し、生まれた子牛に初乳を与え哺育し、千数百頭を育てて来た。乳牛を飼育する注意点は食(飼料)である。そして1頭1日に40Kgほど排出する糞尿の状態である。飼料(入)と糞(出)を観察しながら飼養している。牛は人間と同じ様な病気もする。牛からは色々な事を学ばせてもらっている。今の私の健康の方程式は、『食+働+汗=健康』である。