過日、寝そべりながらテレビを見ていたら福井市の片町探訪か何かで、ある店の主が「苦しみは、成功の隠し味」と言われた。早速、忘れない内にと紙片に書きとめた。
私の地区に、市、県の議員として三十年間を大活躍した、今は故人となられたT大先輩が私への年賀状に時折、私を諭すような「訓」を書いてくれた。それを真似て私も十数年前から年賀状に、自分に諭す様に名言や名訓を囲い込みにして書いている。毎年、正月が過ぎると次の都市の年賀状に記すべき名言、名訓を心している。私は生きて84年である。この間にたどりついた私の句は「純粋に一生懸命」である。ある人から「良い言葉だね」と言われて自信を持ってしまった。
平成31年の年賀状には「苦しみは成功の隠し味」と記する。
平成30年は、白川郷のある寺の廊下の隅に記されてあった「人に接する時は、春のように暖かい心で。仕事をする時は夏のように燃える心で。思う時は秋のように澄んだ心で。己を責めるときは冬のように厳しい心で。」