ファームサルートからのお知らせ

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先日、テレビでプロ野球の「巨人軍」坂本勇人選手がインタビューに答えていた。今年2000本安打を記録したプロ野球の第一人者だ。その中で「僕は野球についてプライドは無く、未完の野球選手として引退すると思う」と語り「若い選手の話を聞きながら、アッそうだと思いつく事がある」とか語っていた。また、ある農業系の大学では全員全寮制で、先輩は新入生に対し、初めにプライドを捨てる事から指導するそうである。プライドを捨てる事により連帯感が生れ、各人がそれぞれに対等につき合う中で知識が蓄積され前進し成長すると云う。

私も農業歴60有余年になるが、今でも初めて経験する事がある。同業の者からアドバイスを受けたり、ヒントを与えられる事がある。私の年齢の3分の1に満たない若い人の話でも私のまったく経験した事の無い事を聞く事もあり、良い勉強になる。子供の頃、母は私に「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言い聞かせてくれた事を思い出す。プライドは持ちながらも、プライドを捨てることも大切だと思っている。